CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< March 2011 >>
PR
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
スポンサーサイト
0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    | - | | - | - |
    Hope
    0
      あんまり、ぐちゃぐちゃと長いことを書くのは、よそう。

      どんな状況であろうと、無事な場所で何の被害も受けていないわたしには、
      回さねばならない日常の歯車があり、それは、失われていない。

      一週間経って、考えて、出した答えは、そういうこと。

      日常を、回す。

      なるべく、元気に。なるべく、楽しく。なるべく、いつも以上に効率よく。

      そうやって、この国の日常を、個人が必要以上にすり減らさないようにする。

      だから、食べ、眠り、働き、学び、笑う。

      そして、いとしい人を、いとしい、と思う。いとしい、と言う。

      そういうことを、せいいっぱい。
      みんな、できることをせいいっぱいやっている。



      ジョージ・フレデリック・ワッツの「希望」という絵画が、ある。

      傷だらけの少女が、ハープをかかえている。弦は、一本を残してすべて切れている。
      その、唯一残っている弦こそが、希望なのだ。
      美術館の解説には、そう書いてあった。
      そのときから、希望という言葉を使うことに、慎重になった。
      そして、希望という言葉を、使うことのないことを心から願った。

      けれど、今は、間違いなくこの言葉が使われるときだろう。

      わたしはここで、せいいっぱいに、希望を、紡ぐ。
      | nikki | 21:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
      珈琲賛歌
      0



        春を感じた矢先に冷たい雨が降った三月最初の日、わたしは京都に出ていた。
        リボンパンプスの先を濡らしてたどりついたのは、イノダコーヒ本店。
        一応書いておくと、コーヒー、ではない。コーヒ、が正しい。
        高田渡の「コーヒーブルース」って曲をご存知だろうか。
        わたしはおおはた雄一のカヴァーを好んで聴いていて知った。その曲はこう始まる。

        三条へ行かなくちゃ 三条堺町の イノダっていう コーヒー屋へね…



        創業当時からあるという「アラビアの真珠」なる珈琲を飲んだ。
        酸味が独特の不思議な味がした。異国情緒の味といえば格好がよいだろうか。

        左隣の席には久しぶりの再会を果たしたらしいマダムがふたり向かい合っていた。
        「ねえ、お昼はここで食べてしまいましょうか」
        「ええ、ええ、でもわたし、朝ね、ここに来る前、みかさを食べてしまったのよ」
        「わかるわ。わかっていても、どうしても食べたくなっちゃうのよね、みかさだものね」
        女の子はいくつになってもこうらしい。

        用事を済ませた夕方、せっかくなので二軒目のカフェへ。
        イノダコーヒから徒歩2分とかからぬそばの、ビルの3階にそれはある。
        TRACTION book cafe 、それがお店の名前。
        押して開けたドアの正面に、大きな本棚。デザイン系の本と猫に関する本が多い。
        私はピタゴラ装置で有名な佐藤雅彦の小説を手に席についた。



        ヘーゼルナッツラテを頼んだら、こんなになめらかな泡がこんなにこんもりとのってきた。
        ちょんと揺らすと泡は左右にぶれてこぼれてしまいそう。
        本はちっとも読み進められなかった。もう家に帰らないといけなかった。
        食事も充実しているようだったし、次にいくときはのんびり晩御飯でもいただいてみたい。

        それにしても、わたしがコーヒーを飲めるようになったなんて不思議なものだ。
        まあまだ、ミルクとお砂糖でしっかり甘くしなくちゃ一杯のみきれはしないのだけど。

        | nikki | 21:07 | comments(2) | trackbacks(0) |
        | 1/1PAGES |