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    あいのしょうたい
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      わたしは卒業制作の一部で、「愛」を表現したいと思っているのだけど、
      おわかりのとおり、可視化がとても難しい。
      人によって解釈が異なり、価値も違い、その形式も、深さも、まちまちすぎる。
      それを人に見てもらう作品のテーマにするのは、ほんとうに難しいことだ。
      いや、案外それはシンプル極まりないものなのかもしれない。
      しかし単純だろうが難解だろうが、愛の可視化は、今のわたしにとってそう容易い作業ではない。



      悶々とするわたしに、先生は、「木村の一番好きなものはなんや」と言った。
      一番はきめられない、と言うと、
      「自分の命に替えても存在してほしいくらいのなにか」と訊かれた。


      「土」


      何秒か悩んで、わたしの口から自然に出てきた答えはそれだった。
      自分でも、びっくりしていた。けれど、すごく自然に答えていた。

      「土と、そこに棲んでいるミミズとかダンゴムシとかカエルとか、
       そこに根をはってのびている木や花とか、露だとか、
       もしわたしの命と引きかえにそれが続いていくのなら、
       ぜんぜん、命なんかくれてやってもいい」

      とも言った。わたしが。おどろくべきことに。
      でも先生の問い、とても上手な問いだったと思う。
      先生は「神様みたいなこといいよるなあ」と笑ったけれど、
      これ以上わたしがわたしを納得させられる答えはきっとほかになかった。


      黒く、湿り気を帯びている。
      命をはぐくみ、命を吸い、命を生み、根を支え、餌を与える。
      わたしの想起する、愛のすがた。



      でもこの結論を、制作に直接応用できるかと言われると、
      ちょっと困るのだけど(!)、なんだか新鮮だった。


      あなたの愛は、どんな姿をしているのでしょう。
      | nikki | 23:18 | comments(4) | trackbacks(0) |
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