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    松の実クッキー
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      行く一月、逃げる二月、去る三月。とは、誰が最初に言ったのだろう。
      わたしは母に教わって、毎年はじめの三ヶ月は、この言葉を噛み締める。
      うまいこと言ったものだ。


      ホワイトデーに西光亭のクッキーを頂いた。
      あいくるしいリスが描かれた箱に入った、手作りの、きちんと甘いクッキー。
      クロッキー帳を破って二つ折りにして、お皿がわりにして食べてしまう。

      白くてちっちゃな本棚が四つある。ここから本がはみ出すときは、
      いずれかの本を手放すことにしている。これ以上の本は持たない。
      幸いにしてまだ三段も空きがあるのだけれど。

      おじいちゃんの遺品のベッドに、ニュアンスの違う白色の寝具。

      二十歳のころ大学を途中からさぼって遊びに行った神戸。
      そのときギャラリー見つけた羊のポスターは伊勢田雄介さんの絵。

      中学校の英語の先生がもっていたのと同じCD・MDプレイヤー。
      最近は星野源かハナレグミのCDしかかからない。

      窓はふたつでカーテンはどっちもくすんだピンク色。
      発作的に買ってしまったアンティークのデスクによくあう。

      小学生のとき買ってもらった、白い額縁のなかの三羽の小鳥の絵。
      1,2年間欲しいと母に言い続けていたら、その店が閉店することになり、
      ワゴンセールに出たのだ。母はよかったねと言ってそれを迷わず買ってくれた。
      見上げないと母の顔が見えないくらい小さかったころ。
      この絵が壁からはずされたことは以来一度もない。

      この部屋にわたしはもうしばらくいることになった。
      大学を出たら家も出るのだと信じるように思い込んでいたけれど、
      いろいろなことを考えて、ここにいるのが一番良いと思った。


      もうすぐ自分でちゃんとお金を稼げるようになる。
      わたしはわたしのことを食べさせてあげられるお金をちゃんともつ。
      そのことをずっと夢見てた。
      自分の命を自分の力で永らえさせる力をもつ日がくること。
      もちろんその力はお金だけではまるで成り立たないのだけれど、
      自給自足の予定がいまのところないわたしには、欠かせないたいせつなもの。


      クッキーもう1枚食べよう。

      | nikki | 15:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
      旅先
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        春の気配を感じると思っていたら、今朝は雪が舞っている。
        薄着はもうすこし先かしら。

        最後の春休みを過ごしている。

        中学生の頃、「いつか一緒にヨーロッパに行こう」と言い合った友達と、
        イタリアとパリへ。8年の歳月を経て果たされる約束は甘美だった。
        お決まりの「冷静と情熱のあいだ」のドゥオモにも登った。
        長友選手の暮らすミラノの街も歩いた(しかしその頃長友は日本で試合をしていたらしい…)。
        おいしいピザやお酒、すいすい飲めるエスプレッソ、朝食のクロワッサン。
        美しい教会、寺院、鐘楼に橋。貴重な美術品の数々。
        写実主義の油絵と宗教画は、もう金輪際見なくてもいいと思えるほどに圧倒された。
        建造物はみな大きく、装飾的で、それらは心が追い付かないほどに
        美しかったけれど、どうしようもなく俗っぽかった。動物的ではなく、人間的だった。
        慎ましやかであることや、足るを知るというこころ、キリスト教ではなくて仏教のこころ、
        自然とあわせること、きりりとした山の空気がほしくなった。

        それで、あからさまなのだけれど、明日は高野山に行くことにした。
        お寺に一度泊まってみたかったこともあって、せっかく余裕のある春休み、
        京都ではなくわざわざ少し足を延ばしてでも行きたいところとして、高野山へ。
        本は、もっていかないでおこうと思う。


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        | nikki | 14:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
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